A24の新作ドキュメンタリーが高評価。「何も知らずに観る」を守りたくなる理由
気になる。でも検索しすぎない方がよさそう。A24の『You Can See Everything』は、評判を知ったあとほど情報との距離に悩む一本だ。

資料写真(2014年):Max Morse for TechCrunch / CC BY 2.0(既存の切り抜き写真を全体縮小・余白追加・WebP化)
資料写真:2014年のエリザベス・ホームズ。本作の場面写真ではありません。
公式案内では、ネイサン・フィールダーとランス・オッペンハイムが監督する、エリザベス・ホームズを扱うドキュメンタリー。米国劇場公開は10月16日。ここでは結末や重要場面には触れない。
SYOさんもXで高評価と若い観客の反応に注目。ただ、「観客ほぼZ世代」を作品全体の確定情報として広げるのは控えたい。
Xでの紹介と、数字の範囲
投稿の要旨(編集部)SYOさんは本作の高評価と若い観客の反応に注目している。観客全体の年齢構成を検証した調査ではない。
Xで原投稿を読む
Film Updatesが伝えたのは、LA・NYの一部上映で観客の75%が35歳未満だったという数字。調査方法や母数は明らかではなく、35歳未満はZ世代だけを指す言葉でもない。
投稿の要旨(編集部)Film UpdatesはLA・NYの一部上映で観客の75%が35歳未満だったと紹介。調査母数や方法は不明で、全米の観客像とは区別する。
Film Updatesの原投稿
Rotten Tomatoesでは10月18日の確認時点で批評99%(110件)、観客98%(500件以上の認証評価)。これは平均99点・98点という意味ではなく、それぞれの好評率だ。
では、なぜ気になるのか。オッペンハイム監督はCinemaBlendの取材で、予備知識なく出会う感覚を保ちたいと説明している。展開を答え合わせするより、観客同士で「何を見たのか」を話したくなる余白。その余白がSNSでの好奇心を刺激しているのではないか。ここは監督の発言を手掛かりにした編集部の考察で、若年層への効果を測定した結果ではない。
予告や感想を追いかけすぎず、入口だけ知って待つ。今回のおもしろさの紹介は、そこまでにしておこう。
出典:A24公式 / Rotten Tomatoes / 監督インタビュー。
関連書籍はホームズとセラノス事件の背景を扱うもので、本作の原作・公式解説ではありません。予備知識なく映画を観たい方は、鑑賞後の参考に。
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