ゴッホ『星月夜』、空は7月22日ごろ? 月と星の配置をたどる新説
見慣れた渦巻く空に、現実の星空の手がかりがあるのかもしれない。ゴッホの『星月夜』について、1889年7月22日ごろの明け方の空と整合する可能性を示す論文が、10月22日のScientific Reportsに掲載された。

研究対象のゴッホ『星月夜』(1889年)。論文のシミュレーション図ではありません。 フィンセント・ファン・ゴッホ / Public Domain
画像の出典・利用条件
フィンセント・ファン・ゴッホ / Public Domain。Commons画像を全体縮小・WebP化、OG白余白追加。追加色補正・切抜きなし。作品名:Vincent van Gogh Starry Night.jpg。撮影時期・元画像は出典リンクで確認できます。
細い月と金星、中央の星の並びを照合
研究チームは月と金星、ヒアデス星団の配置を再現し、サン=レミの地形や当時の天候、ゴッホの手紙も照合した。その結果、7月下旬の明け方、とくに22日ごろの空がよく整合すると論じている。
ただし、制作日を7月22日と確定したわけではない。論文は、前後数夜の観察が重なった可能性を想定し、制作開始日や後の描き直しの時期まで決めるものではないと説明する。画家の表現を、一枚の天体写真のようには扱えない。
投稿の要旨(編集部)野尻抱介さんは10月23日、研究を紹介するSpace.comの記事を共有した。研究者本人や学術誌の公式発表ではなく、紹介見出しの「判明」を制作日確定という意味では扱わない。
Xで原投稿を読む
Xの投稿は、表示されない場合も原投稿で確認できます。
Xで原投稿を読む ↗新しい見方を喜ぶ声と、読み方への注意
投稿の要旨(編集部)青さんは紹介投稿を引用し、好きな『星月夜』の新しい見方を喜んでいた。
反応の原投稿
Xの投稿は、表示されない場合も原投稿で確認できます。
Xで原投稿を読む ↗投稿の要旨(編集部)彩恵りりさんは論文を読んだ感想として、前後数夜の中心が7月22日という整理であり、日付確定ではない点に注意を促した。
反応の原投稿
Xの投稿は、表示されない場合も原投稿で確認できます。
Xで原投稿を読む ↗研究の結論は新たな仮説として紹介するもので、学界の確定見解や、制作日が一日に絞られたという意味ではありません。
